農業経営の基礎知識

AGRI MANAGEMENT BASICS


~数字を味方に、変動の時代を乗り越える~


農業経営に「数字の見える化」が不可欠に

農業経営に「数字の見える化」が不可欠に

いま、農業経営には“数字を活かす力”が求められています。
燃料費や肥料・農薬などの資材コストの上昇、農機具の高額化などにより、経費管理がよりシビアになってきているからです。

これまで「勘と経験」で運営されてきた農業も、現代では会計ソフトなどを用いた定量的な経営管理(計数管理)が欠かせません。

売上、原価、利益、設備投資額などを「見える化」することで、次の一手が明確になり、補助金や制度活用の際にもスムーズな申請が可能になります。


収入保険制度を活用するには「内訳管理」がカギ

収入保険制度を活用するには「内訳管理」がカギ

天候不順や市場価格の変動など、農業には避けられないリスクが伴います。こうしたリスクに備える制度として注目されているのが収入保険制度です。

収入保険は、青色申告を行っている農業者が、過去の平均収入を基準に、収入が減少した際に保険金を受け取れる制度ですが、重要なのは、収入の内訳を正確に記帳・把握していることです。作目ごとの売上管理や収穫タイミング別の収入記録が、保険適用時の査定基準となるため、日々の記帳が非常に重要です。

正確な数値管理が、制度を最大限に活かす第一歩となります。


農業経営基盤強化準備金制度

収入保険制度を活用するには「内訳管理」がカギ

農業経営には、他業種にはない独自の税務特例が用意されています。
これらを計画的に活用することで、節税効果だけでなく、資金繰りの安定や将来の投資準備にもつながります。

その代表例が「農業経営基盤強化準備金制度」です。
これは、将来の農業用施設の整備や農機の購入などに備えて資金を積み立て、その金額を必要経費として所得から控除できる制度です。
準備金を積むことで、その年の税負担を軽くしながら、将来の設備投資に備えることができます。

積立金は、実際に機械や施設を取得したときに取り崩し、資金に充てる仕組みです。
利益の平準化と節税、計画的な投資資金の確保を同時に実現できるのが特徴です。

ただし、制度の適用には青色申告などの要件や使途の制限があるため、事前の準備と専門家のサポートが重要になります。



農業機械等に係る税額控除

農業機械等に係る税額控除

一定の条件を満たす新たな農業用設備や機械を取得した場合には、特別償却や税額控除が適用される場合があります(中小企業経営強化税制など)。節税しながら効率的な設備投資が可能です。

これらの制度は、それぞれ要件や申請期限が厳密に定められており、適用のための準備や事前相談が不可欠です。
制度を「知っているかどうか」が、経営に大きな差を生み出す時代です。


農業経営を“数字と制度”で支える

農業経営を“数字と制度”で支える

農業経営を継続・発展させるためには、「経営感覚」と「制度活用力」が欠かせません。

私たちは、農業に特化した税務と会計の専門知識をもとに、経営の見える化収入保険の導入支援税制特例の活用機械投資のタイミング判断などを全力でサポートします。


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会計と税務の力で、農業経営の進化を共に支えます。